いろいろあって便利だけど・・音楽機材の落とし穴。


僕は高校生の時からパソコンでDTMをやっていたので、当時としては割と早くから音楽機材に親しんできました。

大学の時はDJをやりながらトラック制作したりしたので、1990年代からいろんな音楽機材を触ってきました。最近のデジタル技術による音楽編集の多様化は当時からすると夢のような環境ですね。

しかし僕はいろいろな音楽の制作方法、表現方法を経て、ボーカリストとしての仕事が突破口になって今があるわけですが、そんな僕が考える、音楽機材との上手な付き合い方。

①大切なのは機材じゃない、というマインドが一番。

これが結論になってしまうのですが、一番見失ってはいけないのは、大切なのは機材ではない、ということです。音楽雑誌などを見ていると、プロが使っているいろいろな機材が紹介されていて、ああ、これを使えば自分もいい音が出せるんじゃないか!と欲しくなるもの。

でも結局、その人と同じ音を出すことが目的じゃなく、あなたはあなたなりのいい音楽をつくることが目的。だったら自分の感覚を信じて、自分にとっていいものを選ぶセンスを養いましょう。

②必要なものは、ケチらずに定番のものを買うのが一番。

僕もいろいろなチープな機材に手を出して、”安物買いの銭失い”になってしまった経験があります。

この機材はあれもこれもできて、あっちのより安い!とかそういうことに惑わされず、ある程度ネットなどで評判をしらべて、楽器屋さんにも相談してみて、素性のいい長く使えるものを選ぶのが最終的には一番です。

なぜなら、変なものを選んだ結果、いろんなところに不満が出てきて買い換えたくなって、創作することより機材を選ぶことに熱中してしまっているみたいな状態に僕もしょっちゅう陥るので、そんなことでネチネチと悩んでいる時間が勿体無いんです。

だいたいどんな機材でも、業界での定番というようなものがあります。そういうものは、たくさんの人が使ってみて、音質、耐久性、操作性も洗練されているものがほとんど。逆にあんまり売れていないようなものは、それなりの癖があったりするものです。

一通り定番のものを触ってみた上で、個性を追求するのはいいと思いますが、とりあえずは定番を抑えるところから考えてみましょう。

③慣れて素早く操作できるものが一番。

僕もPCでソフトなどを操作していて、”ここの部分がもっとこういう風にできたらいいのになー”と不満がつのり、他の ソフトを検索してみると、あ、こっちのはそれができるっぽい!となると、早速体験版をダウンロードしてやってみると、ああちょっと思ってたのと違った・・とか、高すぎて買えないや・・とか、そんなことに時間を使ってしまっていることもしばしば。

散々悩んだ挙句気づいたのは、結局一番慣れていて、素早く操作できるものが一番いいということ。

確かに最新のものは次々にリリースされ、つどつど欲しくなってしまいますが、逆にプロで毎日機材で作業しているような人でも、新しいソフトやOSがリリースされても問題が起きる可能性があるので変えない、という人は多いです。

多少機能に不満はあっても、大切なのはあなたのクリエイティビティが発揮できる環境があること。機材ばかりに気をとられて肝心の音楽をつくる時間がない、なんてのは本末転倒です。

この話、僕自身も常に肝に命じたいところです。

この記事を書いた人

吉田 博
吉田 博
2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ"Dear Bride"、"Esperanza"、"beloved"他多数作曲(共作)、AKB48"M.T.に捧ぐ"作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX"ダイジョーブ"作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。
 
LIVEARTIST代表。
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