EARTHWORKS SR20を使ってみた。

以前から気になっていた万能型のコンデンサーマイク、EARTHWORKS SR20をしばらく使ってみたのでレビューしてみたいと思います。

解像度の高さ、レンジの広さが世界を広げる!

僕が今まで家でデモをとるのにメインで使ってたのはこのマイク。

低価格コンデンサーマイクのオススメはMXL V67。

プロなのにそんな安いので・・と思われるかもしれませんが、家でデモとるくらいならこれで十分だということはレビューの中に書いた通り。メジャーの作品でもこれでレコーディングした音源が使われてたものもあります。

しかし、最近外のスタジオで歌を録音したりすることも増えて、より良いクオリティでとってみたいなという願望も増えまして。

でも結局本当にリリースするようなクオリティにするならスタジオにかなわない。だったらどんなシステムが現代的かなあとずっと考えてたのですがこちらの記事をみてピンときました。

レコーディングがうまくなるマイキングTips | Media Integration, Inc.

Earthworksという会社はもともと測定用のマイクを得意としているメーカーだそうで、上から下までフラットに伸びるレンジの広さ、原音忠実な音が特徴。

しかしありがちな批判としては、そういうものは音楽的に”おいしい”感じには聞こえない。太いとか存在感があるとかそういうのは結局色付けなんですよね。

レコーディングスタジオのド定番機材たちも、フラットで原音忠実なものかというとそうでもない。

なんらかのキャラクターを持っていて、それが長い商業音楽レコーディングの歴史の中で良いとされてきて、みんなに耳馴染みのあるサウンドになるからこそいい、と感じられる部分もあると思います。

ただ、そういう定番信仰もネット配信が中心になってくる今後のシーンでは変わって来る可能性もあるなと思ってます。

なぜなら、みんな個人レベルで配信しているようなクオリティのサウンドを聴き慣れてしまっているから。これが定番、これがプロの音、というのはだんだん薄れていくのかも。

むしろ今のド定番機材ノイマンのマイク、Neveのプリ、ureiのコンプ・・みたいなサウンドが、昔の音だねーという認識になっていく可能性も十分あり。

僕も最近個人で歌ってみたを配信しているような人たちの作品をきいてみて、そういう定番機材使ってないだろうけど音いいなと普通に思うものも多いんですよね。

新しいセンスの新しいサウンドが個人から生まれて来るのも時間の問題だと思います。

とりあえず解像度高くとっておけば安心。

で、肝心のSR20のレビューですが、上から下までレンジがやっぱり広くフラットな印象。特に広域は伸びていて世界が広がる感じ!ノイズも少ない。

しかし宅録では、かなり周りの音を拾いやすくなるのと、距離感によって印象がだいぶ変わるので、ノイズの多い環境ではちょっと問題も出るかも。

付属のポップガードをつけるとだいぶ指向性も変わり、ライブなどでは使いやすい感じですが、やっぱりレコーディングする時は外して別でウインドスクリーンを使う方がオープンなサウンドになっていい感じです。

アコギはとても綺麗なサウンドになるし、後加工の感じもかなりわかりやすくなりますね。UADのビンテージ系プラグインと組み合わせてもいい感じ。

こういうマイクを知ってしまうとマイクプリが欲しくなる!!!今はUAD Apollo直ですが、クリーン系のマイクプリで録音してみたいなあ。あと、RMEのインターフェース、マイクプリとかだとなんかさらに相性良さそうな気が。それも試したい。

原音忠実なだけに、歌も演奏もありのまま録音できてダメなものはダメなままなんですが、それが練習になっていいと思います。

持ち運びもしやすいし、ハンドマイクとしても使えるし、楽器もなんでも録音できる、まさに万能な一本。僕みたいになんでもやるタイプのミュージシャンにはバッチリはまります!!

この記事を書いた人

吉田 博
吉田 博
2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ"Dear Bride"、"Esperanza"、"beloved"他多数作曲(共作)、AKB48"M.T.に捧ぐ"作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX"ダイジョーブ"作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。LIVEARTIST代表。

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