Hiroshi Yoshida
2017-07-12
たまたまFacebookでシェアされていた業界から消えるクリエイターの共通点というツイッターの投稿にとても感銘を受けたので、ここから音楽家を目指す人、アマチュアでも何かしら作品を世に出したいと思っている人へも言えることをいろいろ考えて見ました。
業界から消えるクリエイターの共通点~今からでも遅くないから即刻改善しよう!
こちらの一連のツイートが素晴らしいのでシェア。
元の投稿者はこちらの方
バーバラYouTubeチャンネルhttps://t.co/DAyidF4j8D
バーバラtogetterまとめhttps://t.co/ZPDilytdhm
バーバラ&仲間たちの本https://t.co/YSrekjxk3nhttps://t.co/KI1kvQ0E02— バーバラ・アスカ (@barbara_asuka) 2017年7月1日
ミュージシャンもやられているみたいですね。
一連のツイートの内容をあらゆるクリエイターの人は心して見て欲しいと思います。自分もドキッとさせられることばかり。まさに、まさに自分も普段から考えているようなことが並んでいます。
作品が少ない人、変わらない人、長期計画を立てられない人、すごい友人をお金に変えられない人、お金が好きでない人、元気がない人、発表しない人。
僕が個人的に一番ハッとしたのは、すごい友人をお金に変えられない人、ですかね。ある程度業界で経験を積ませていただくと、友人の友人にはもう有名人や有力者がつながっているというような状態になれてたりしますが、そんなすごい人と何かするなんて気がひける、と思ってしまうんですよね。
緊張感なく仕事ができる相手と仕事をする、という良さもあると思いますが、自分を成長させるという意味では思い切って新人のつもりで自分より上のレベルの人に声をかけてみる、というようなことも必要だと思います。
変わらない人、というのも考えさせられるものがあって、割と若くして成功してしまった人が、社会の変化についていけずに今はパッとしない、というような例もよくある気がします。そういう人は成功者であるゆえに周りもアドバイスしにくくて、どんどん孤立してしまいがちなんですよね。
そういう意味では自分は遅咲き?でまだまだ咲ききってないつもりなのでw 自分に足りないことを客観的に判断できるように心がけているつもりです。
あとは、この業界でいうとやっぱりセンスも体力もピークで一番花がある世代って30前後だと思うんです。その頃に一回活躍しても、その後も残り続けるのは至難の技。
そこでも初心を失わずに、謙虚さを持って、いろいろな人と分け隔てなく付き合うことを忘れずにいれば、下の世代からも慕われる。そういう人は本当に誰からでも好かれるキャラクターの持ち主だと思います。
クリエイターである限り、一生努力し続けなければいけないというのは本当だなと最近身にしみて思います。僕なんてまだまだこれといった成功をしたと言える立場ではないですが、少し慢心してしまえばつまらない過去の焼き回ししかできなくなる。
だからこそ、攻め続ける姿勢、いろんなものに興味を持ち続ける姿勢はクリエイターには必ず必要なんだと思います。
さて、先日プロもアマチュアもない時代ということを書いておいてなんですが、僕は端的に言えば、プロ=それでお金を稼ぐこと、と思っています。
なので、プロになることを決意する=お金を稼ぐことに執着する、ということと同義だと思える人以外は、プロを目指すとしんどいと思います。
だから、プロになるには覚悟が必要、というのはある意味お金に対する覚悟だと思うんです。自分の音楽に値段をつけて売ること、その価値を絶対に信じて疑わないこと。
でもそのお金にする覚悟は、いい音楽を作るために絶対必要なものとは僕は思いません。むしろ、アマチュアでもプロを超えるような作品をつくってやる!という意識は必要だし、だいたい音楽を志すような人はそういう心意気がある人が多いのでは?僕も最初から絶対に誰にも負けない!と思って始めましたからw
そうやってサラリーマン時代にも活動してたから、プロの仕事につながったと思います。
でも、一回その道に入ってしまうと、戻るのが難しい世の中だったりしますので・・その一本道を進むことを決めたらある程度の覚悟は必要。なんらかの方法で、音楽でお金を稼いでいくしかありません。
その覚悟を持った人が、24時間音楽のことを考えているのと、そうでない人にはどうしても差が出る部分はありますよね。でもその方向が本当に芸術として大切な部分に反映されるのかはよくわかりません。悪く言えば、”売れる音楽”を作るために生きることになるかもしれない。
だからこそ、生活することにリスクのない人には芸術としてチャレンジできる部分はたくさんあるはず。そういう意味ではプロもアマも関係ないですから。
僕個人としては、売れることを追求することも、新しい表現の可能性を追求することも、バランスよく楽しんでやれるようになるかな???という方向が見え始めたくらいの感じですが。
それぞれの人生に最適なバランスが見つかったらいいですよね。