「ボイストレーニング」カテゴリーアーカイブ

ボイトレって本当に必要ですかね??

日本でもボイトレという言葉が一般的になってきた感のある昨今。

ボイストレーニングと一言に言ってもいろいろな先生がいて、

クラッシックの声楽ルーツにある”発声”を教える先生もいれば、アメリカショービズ界で培われたスピーチレベルシンギングをベースにした先生もいるし、さらにそこから独自の解釈を加えたりオリジナルのメソッドを提唱したりしている人がいろいろいて、何が何だかわからないという人も多いはず。

ただ、僕がJPOPや洋楽ロック、R&Bなどを歌ってきて思うのは、現代的なポップスに必要なボイストレーニングの基本は、

いかに無理なく歌うかということ。

基本的な考え方としては

”あなたらしさを保ったまま、それを楽に歌えるようになろう”

ということが歌を長くたのしく続けていくコツです。

 

現代のポップスを聴いていればわかるように、歌い方やスタイルは千差万別。正解なんてない世界で、むしろ個性がないものは埋没していく世界。

シンガーの個性を殺さない、という意味で表現としては時に間違っているとされる発声をするのも全然あり。

ただ、それが苦しかったり、喉を痛めてしまったりして続けられなかったら(特にプロとしては)困るから

そのサウンドをキープしたまま、楽に出せるようになりましょうというのがボイストレーニングの役割です。

 

要は、

①ボイストレーニングは自分らしい歌をキープするためにある。

②ボイストレーニングと歌のスタイル作りは違う。

③ボイストレーニングだけで魅力的な歌にはならない。

 

ということを自分の中できちんと認識していれば、自分の声の軸のようなものがわかって、そこから自然な自分の声というのが見つかっていくはず。

自分の中でこういう歌い方が魅力的だと信じて歌っているはずの今のあなたのスタイルは、ひょっとしたらだれかのモノマネから影響を受けたものだったりするかもしれない。

でもそれはあなたにとって自然な声の出し方ではないかもしれない。

それを発見するのもボイストレーニングの役割です。

 

というわけで結論、

あなたらしく、いい歌を楽に、自由に、歌い続けたいなら
ボイストレーニングは必要です。

 

全ては自分を信じるために。声の大きさは◯◯の大きさ?!

求愛の為になく鳥もいるように、

歌は心を丸裸にして、外の世界に放出するもの。

 

ボイストレーニング云々の前に、まず大事な意識として

声はあなたの意識そのもの

ということ。

 

あなたの周りにやたら声の大きな人はいますか?

逆に声が小さくて聞き取れないような人はいますか?

 

その人たちを思い浮かべてみると、

共通する法則がありませんか?

 

それは

 

自信が大きい人ほど、

声が大きいということ。

 

もちろん声の大きさが全てではありません。

 

しかし、例えば

声の大きい人の方が意見が通りやすい。

声の大きい人の周りに人が集まりやすい。

みたいなことって、よくありますよね??

 

歌においても、実は結構大事なことで、

音楽的な点でいうと、まず

聞こえやすい=通りやすい=伝わりやすい。

 

マイクがあるからいいじゃん?と思う人もいるでしょう。

確かにかなりの割合でマイクでなんとかなります。

それでも声は大きい方が絶対に有利です。

 

なぜなら、マイクというのはあなたの声だけでなく

常に周りの音も一緒に拾っています。

 

そうすると、あなたの声が小さくなればなる程、マイクに入る周りのノイズまで一緒に音量を上げざるを得なくなります。

そうして次第に、自分の声が出ているスピーカーからの音を拾って増幅してしまい

あなたの声→マイク→増幅→スピーカー→マイク→増幅→スピーカー・・・無限ループ

という状態になりますね。これがいわゆるハウリングです。

 

特にバンドをバックに歌う時、ドラムの音はかなり大きいので、

結構な割合であなたのマイクにも入ってしまいます。

そういう環境ではハウリングが起きやすくなるのです。

 

ライブの現場で、声量のないビギナーのシンガーがPAさんに

もっと上げて!!と言っているのを見ると

ああPAさんがかわいそう・・といつも思うのですが

 

PAさんは接客業なので

その声量じゃ物理的に無理なんでもっと声張ってくださーい!

とは言えないのです。

 

レコーディングでは主にヘッドホンでモニタリングするので、ハウリングすることはあまりないですが、あなたの声の音量と周りや機材自体の発するノイズのレベルの差によって、最終的な音質に影響が出ます。

歌っているときにはわからなくても、レコーディングされた音は最終的にものすごく圧縮されて世に出る場合が多いので、そうなった時にノイズとして出てくるのです。

よく、日本と海外のレコーディング音源の音質の差が言われる時に、僕は単純に海外のシンガーは総じて日本人のシンガーより声量があるので、その点が音の太さや明瞭さにつながっている部分も多いのでは??と思っています。

 

とはいえ、

無理に声を張ろうとするような発声は不自然ですし、

多分喉を痛めるでしょう。

 

ボイストレーニングを通じて、自然に無理なく

あなたらしさを変えることなく、声量UPできたらベストですね。

高い声で歌う方法。

だれもが憧れる高い声。

最近のJPOPでもやはり高い声を自由自在に操れるシンガーがもてはやされている感じはしますよね。

出ないよりは、出るに越したことはない高い声。

いろんな練習方法がありますが、いわゆるミックスボイスを見つけるための代表的な練習方法としてはこういう方法もおすすめ。

上のエクササイズは次の動画にでてくるSeth Riggsというアメリカを代表するボイストレーナーのSLSメソッドに近いのか?

男性なら大体ミとかミのシャープくらい、

女性ならラとかラのシャープくらいから

だんだん地声がきつくなってきませんか??

 

一人で練習していても、

なかなか感覚がつかめない人はまずレッスンへ!

 

ミックスボイスってそもそも必要ですかね??

歌を真剣に学ぼうと思ったあなたが最初にぶつかる壁が

ミックスボイスではないだろうか?

巷にはいろいろな教則本もあり、いろいろな言葉だけが先行して

最初に思うこと、それは

結局ミックスボイスってなに??

それって絶対必要なの??

 

ということではないだろうか。

地声と裏声が混ざった音!!とか説明を受けてもわからなくて当然。(僕はミドルボイス=ミックスボイスとして話しますね。)

自転車の乗り方をどれだけ言葉で教わってもわからないのと同じで、こればっかりは自分でつかんでもらうしかない。

そもそも、広い音域を楽に自由に歌えるようにするためのテクニックなので、これらのポイントがクリアできていればミックスだろうがファルセットだろうが地声だろうが定義としてはなんでもいい。

でもファルセットなら、サビの一番盛り上がる部分で力が弱くなってしまうだろうし、地声をひっぱってしまったら声帯の周りの筋肉に負担がかかりすぎて最後まで歌えなかったり、喉を締めた状態で張り上げて、がなってしまったりするだろうと思う。

つまり、歌っている本人もあんまり気持ち良く歌えないし、聞いている方もあまりいい歌だと思えない。

で、そもそも論に戻ると、歌を練習していく上で常に見失ってはいけないのは技術は目的を達成するためにあるってこと。

あなたの目的はいい歌をうたうこと。高いキーの歌が必ずしもいい歌とはかぎらない。そもそも、キーを下げることで解決することもあるし、高いキーで歌わなきゃいけない!なんてことは一ミリもない。

地声の音域だけで歌う、もしくは地声を引っ張って高音を出すスタイルで成功している歌手もたくさんいます。

だからあんまりそこにばっかり

こだわらないでもいいんです。

 

でもね、

もしミックスボイスが自由自在につかえるようになったら、憧れたあの人のあの曲が歌えるようになる可能性があるわけで・・・そう考えると、あなたなりの表現の可能性を広げる意味でトライしてみる価値はあるのではないでしょうか??

時間をかけて少しづつ練習していきましょう!