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完璧主義が成長を妨げる。

初心者にありがちな姿勢として、もっとうまくなって、完璧にできるようになったらライブしよう!というのがありますが、僕はいつも、そういう人に”先にライブを決めてしまった方がいい”と言います。

もちろん、いきなり武道館でライブができるわけではありません。現実的な範囲で、ライブハウスのブッキングライブでもいいし、小さな発表会でもいいので、期限を切って、そこまでに何かを見せれるように必死で練習する、という意識をもつことが大切ということです。

”習うより慣れろ”という言葉もあるように、自転車に乗るのに”まず右足を踏んで、右に倒れそうになったら左に体重をかけて〜”というふうに言葉で延々説明を受けたところで、乗れるようになる人は一人もいないし、自転車のないところでそれを延々シュミレーションしたところで、実際に乗ってみないことには何にもならないのです。

いいライブができるようになるためにはライブをやるのが一番の練習。

うまく歌えるようになったら一生一人カラオケだけで自己満足でいい!という人も中にはいるかもしれませんが、やっぱり音楽はたくさんの人と共有してこそ感動が何倍にもなるもの。

人前に出ることを避けていたら、音楽のもっと本質的に重要な部分さえわからなくなって、ひたすら盲目的に自分のこだわりを追求してしまったりします。

それはそれで面白いものになったりもするので、そういう方向性でいきたいのなら好きなだけ追求したらいいと思いますが、僕の個人的な経験からいうと、もっと広い世界へ意識を向ければもっと素晴らしい世界が見えると思います。

僕も昔から家にこもってひたすらものを作ったりするのが好きなタイプだったので、ずっと人に聞かせることもない曲を作っていたりもしました。ひたすらマニアックなものを追求して、素晴らしいと思えるものができたら発表しようと思っていたのです。

でもニューヨークに旅行に行った時にハーレムの教会で見たゴスペルに衝撃を受けました。決してみんながみんなうまいわけではない黒人たちの歌は今まで見た何よりもエモーショナルで、自分が家にこもって追求していた音楽と全く違う音楽のあり方、心が震えるような世界がそこにあったのです。

僕はそれから歌を歌うようになりました。人前で歌うなんてカッコ悪いとすら思っていた時期もあったのですが、やっぱりたくさんの人と音楽を、感動を共有したいという思いが僕の中に確かにあった。

もちろん、何かの音楽ジャンルを否定したいわけではありません。どんな音楽性でもいいのですが、それをたくさんの人に聞いてもらう活動、共有しようとする活動は、常に続けた方がいいということを言いたいのです。

死んでから作品が発見されて、それが評価されて広まるというようなこともアートの世界ではよくありますが、ライブに生きる音楽家なら、やっぱり生きているうちに、その喜びを味わってほしいなと思います。

“ライブ”すなわち生きていることこそが、あなたの一番の作品なのだから。

意識が変われば全てが変わる。

なんだか仰々しいタイトルになってしまいましたが、これは何度でも言いたい話。

いろんなノウハウや細かいテクニックはあれども、一番大切なのはあなたの意識。

あなたの意識の中にどんなビジョンがあって、どんなイメージを持っているのか、それがあなたが表現し得る全てであって、技術はそれを助ける程度のもの。

その思いが強烈であれば、行動も自ずと変わるし、パフォーマンスにも表れてくるはず。

もっと気持ちよく歌いたい

空を飛ぶように自由に歌いたい

魂が震えるほど熱く叫びたい

どうしてもあの子を振り向かせたい

心の中のイメージはなんでもいいけど、それがパフォーマンスを通して伝わるだけです。

もっともっとその思いをたぎらせて、大きく大きくしていきましょう。

それがやがて外の世界に響く時まで。

心の中にあるいろんな感情を全て吐き出せるのが音楽の素晴らしさです。

プロになる、上手くなる、それも大切なあなたの夢かもしれませんが、それらは全ての結果としてついてくるもの。

迷った時も、目的を見失いそうになった時も、音楽が答えを教えてくれます。

そうやって僕も音楽を続けてこれたし、その素晴らしさを皆さんと共有し続けていけるように、これからもずっとやり続けていくつもりですよ。

 

もしテレビに出ることになったら・・ど緊張しても大丈夫??

僕が初めてテレビで歌う機会をいただいたのは、NHKのSONGSという番組で、久保田利伸さんが出演された時。

初めてのテレビ出演で国営放送の大型番組ということで、緊張のほどは計り知れなかったのですが・・そんな状況にあなたがもしなったら、ちゃんとパフォーマンスできますか??というお話。

カメラのリハーサルはあるのですが、撮影の進み具合など、状況にもよりますが、基本は一発。そういう現場では周りのスタッフさんも、あなたが完成されたパフォーマンスをすることを前提に進めていくので、よほど本人が大きな間違いをしたとかでない限り、やり直しはありません。

そんな状況でバックのバンドがミスなどしようものならそこにいるたくさんのスタッフさんの作業の流れを止めてしまうことになります。

ライブならある意味、ミスをしてもそのまま継続するしかないので、迷惑ということもないのかもしれませんが、映像は残るものなので、できる限り完全なものにしたい。そう考えるととても緊張してしまいますね。

そんなしびれるような場面で、堂々とやりきるだけの強いマインド、あなたにはありますか???

僕でも、あまりやったことのないことを収録でいきなりやれといわれたらしびれるほど緊張すると思います。だからそんな時こそ、事前に悔いの残らないだけの練習を積んでおかないとダメ。

あとは開き直って、精一杯やれるだけのことをやって、間違えたら迷惑かけてもしょうがない、という肝の座った堂々としたパフォーマンスを目指しましょう。

僕もたまにやりますが、ただ練習するのではなく、”ここは武道館のワンマンライブのステージの上だ”とか、具体的なイメージをもって演じるように集中して練習すると、その緊張感まで練習できます。それができるくらい集中して普段から練習しましょう。

あとはいろいろなライブの経験をひたすら積んでいけば、どんな場所でも堂々とできるようになっていきますよ。実践あるのみ!

ずっと高いキーで歌ってれば高い声がでるようになるって本当?

”ずっと高いキーで歌ってれば高い声がでるようになるって聞いたんですけど本当ですか?”

高校生の男子の質問。

うーん、これはとんでもない考え方だっていう先生もいると思うけど、やり方によっては有効な面もあるのかなと思います。

なぜとんでもない!と思われるかというと、だいたいの人は高いキーがでないけど、無理して喉を締め上げて(ハイラリンクスの記事もみてね)いるから歌えない状態なのに、それを無理やり続けていればできるようになる!と根性論的に考えるのはやめたほうがいいです。

それは間違いを練習しつづけているようなもの。苦しいし、いい声にならないし、ずっと出し続けられる声ではないです。場合によっては声帯を痛めます。

ただ、考え方として、自分の中でこの出し方だときつくて出せないから、もっと違うやりかたを試してみよう、という感じでいろんな出しかたをためしているうちに、気持ちいいミックスボイスを見つけて歌えるようになる。ということはあり得ると思います。

高い声は才能ではありません。出しかたの癖でどうしても力が入ってしまうという人が、その癖のせいではなく才能がないからだと諦めてしまうのはとてももったいないと思います。

そう思うのは、実は僕がそうだったからです。
僕もつい数年前まで、ミックスボイスの知識もなかったし、実践で使える技術もなかったので、ある音域以上の音域は全部ファルセットで歌っていました。

でも最近では場面によって使い分けて、地声と違和なく繋げられるし、サビの張って歌うような部分でも強く出せるようになってきました。

それは単純に技術の問題なんです。それを才能と諦めないでください!!

あなたの今の癖とか、練習方法とかも、体験レッスンで気軽に相談してくださいね。