title image

売れることは、愛されること。

image

Hiroshi Yoshida

2017-02-28

とかく音楽を志す人は、うまくなりたい一心で技術を磨くことばかりじゃなく、人としてできることを全て力に変えて、愛されなければ何もなりませんよという話。

うまくなれば売れると思っているならそれは大まちがいだ。

歌手目指すが音痴と言われ=回答者・立川談四楼

こちらの記事がとても刺さったのでシェア。”売れることは、愛されること”これは格言ですね。僕もこんなことをずっと言い続けていきたいと思います。

魅力というのは人間力。技術とか安定感はそれなりにやっていれば誰にでもついてくるもの。自分が表現できる最低限のスキルがあればいいんです。

いかにお客さんに楽しんでもらえるか、喜んでもらえるか、そんなことをずっと考え続けた人が、最後まで舞台に残り、いつか夢を掴むことができる。

どんな業界でも同じことかもしれませんね。

僕自身が感じた挫折、それが売れることと技術とのバランス。

こんなことを言うと、技術を教えるスクールをやっている人間として疑われるかもしれませんが、 技術は売れることとはさほど関係がないと思います。

それはみなさんも薄々感じていることではないでしょうか?この人はそんなにうまくないのになんで売れているんだ?とか思ったことはありませんか?

僕も昔はひたすら技術的にレベルが高そうなものを必死こいてできるようにしようと努力したことがあります。根本にあったのは、うまいと思われたい、すごいと言われたい、という願望だったのかもしれません。

自分でいうのもなんですが、技術としてはそれなりにできた方だと思います。でも、 それが即集客につながったかというと、全くそんなことはありませんでした。

もちろん技術は大切です。それは、自分が表現したいことを表現するための技術。そして、それをお客さんに伝え、楽しんでもらうための技術。

そうでない独りよがりな技術は、むしろ大切なことを見えなくするだけかもしれません。

愛されるからこそ、周りの人から支えられ、上のステージに上げてもらえる。

というわけで、この立川談四楼さんのお話にもあったように、下手くそで、何度やっても技術が身につかないからこそ、違う方法でどうやったらお客さんに好かれるか?ということを真剣に考えるきっかけになることもあるのかもしれません。

芸術の分野は、スポーツなどと違って勝ち負けもないので、やり方が無限にある。ルールもないし、要は好かれたもん勝ちです。だから、絶対にあなただけの成功の法則があるはず。それを信じて、やり続けたら誰にだって可能性はある。

そんなことを教えてくれた人生相談でした。