秦基博さんの”アイ”のコード進行を分析してみた。

昨日に引き続き、弾き語りストに人気の秦基博さん。この”アイ”も本当に素晴らしい不朽の名作ですね。

現代的なシンガーソングライターのバラードのお手本。

コード進行はこちらから。

http://gakufu.gakki.me/m/data/DT03674.html

この曲は全てのパートがシンプルだけど無駄なく全部いい!という素晴らしいお手本。ぜひ勉強してみましょう。キーはD。

Aメロは

D DonF# Gadd9 DonF# Em7 Asus4  A  Dsus4

① ①/③ ④add9   ①/③     ②  ⑤sus4  ⑤ ①sus4

この、①/③→④add9という流れがリズムも含めてとても綺麗で美味しいところですね。ここが曲を作る上でのモチーフになったのかもしれません。

こういう風に、分数コード的発想でコードとベースラインをいろいろ考えながらつないでみると、新しい発想が出てくるかも。ギターだとちょっと難しいんですけどね・・

そして②→⑤sus4→⑤→①sus4はツーファイブですね。最後は①sus4でなんとも解決しないむずかゆい感じのまま次へ

Bm7 Bm7onA  Gadd9   DonF# Em7  A#dim Bm7

⑥  ⑥/⑤  ④add9     ①/③  ②   ⑤♯dim   ⑥m7

①sus4で解決されなかったGの音が、Bm7の5度の音F#で解決されるので綺麗につながりますね。

そしてルートだけ動いて⑥/⑤から前半と同じ流れと思いきや、

⑤♯dim  →⑥m7

という流れ。これもとてもよく使われます。ディミニッシュコードは次のコードへ一呼吸おいて繋ぐパッシングディミニッシュコードというような使い方もあるので、そういう風にも取られられますが、この流れは③7の代理のような捉え方もできますね。

いずれにしろ、泣き所になる美味しいポイントなので、この流れを覚えたらいろいろ試してみましょう。

④→⑤→⑤♯dim  →⑥m

なんて流れもよく使われますね。サビの繰り返し部分だけ入れてみたりすると、泣きが強調されたりします。

そしてBメロ。

G#m7-5 GM7   F#m7  Bm7

④♯m7-5 ④M7      ③m7        ⑥m7

でましたね。昨日玉置浩二さんのメロディーでもサビの山場で登場した、④♯m7-5。

こんな風にも使えるという例。ベースだけ下げて④M7へ行くのも定番です。そして後半

E    Esus4  E  Em7   A7sus4 A7

②M ②sus4    ②M ②m7     ⑤sus4    ⑤7

この、②Mはセコンダリードミナントで、アンジェラアキさんのサクラ色でも出てきたよくあるやつですが、そこからさらに引っ張って②sus4→②M→②m7っていう流れはじわじわきますね!

そこから定番の②m7→⑤sus4→⑤7、ツーファイブの間にsus4が入ってまた一段階引っ張る。

そしてサビ

D   DonF#   Gadd9    Em7      A#dim Bm7

① ①/③   ④add9      ②m7     ⑤♯dim ⑥m7

これはもうAメロに出てきたものと同じパターンですね。
②m7→⑤♯dim→⑥m7が、かなり泣けるパターンだということがわかるとおもいます。

Am7 D7  Gadd9 F#m7 Em7  GmM7  A7

⑤m7  ①7       ④add9   ③m7     ②m7    ④mM7 ⑤7

そして後半の繋ぎの最初、⑤m7 →①7というのがまた定番で、次の④add9へ繋ぐためのツーファイブです。これも結構メロディの美味しい部分になることがあるので是非覚えましょう。

そこから ③m7→②m7と下降してその次、④mM7というのは、基本的にはサブドミナントマイナーと捉えていいでしょう。これも美味しいところですね。M7の音が次の⑤7の7thで解決されるような感じ。

そしてサビ繰り返しはほとんど同じでラストだけ

A7sus4

⑤7sus4

を打ちっぱなしになってイントロにつながって終了。

現代的で真似しやすい、美味しい要素がたくさん詰まった曲ではないでしょうか??やっぱりイントロのリフにもある、

① ①/③ ④add9

のパターンが曲の核になっている感じはしますね。こういうモチーフのようなコード進行を見つけて、そこにメロディをつけて、これはいけると思ったら全体を考えてみるというのもアリだし、

逆にメロデイが最初にあって、それに対してこの進行を思いつくことができたら、全体のモチーフになるという気がします。

メロディとコードは、表裏一体。メロディだけで考えると予想外の展開に行きにくいし、コードだけで考えるとメロディが生きたものになりにくい。

だから作曲っていうのは常にメロディとコードが同時進行して、相乗効果を生みながら作っていくべきだと思います。

10年以上もやっている僕でも人の曲から学ぶことが毎回必ずあるし、アイデアもいっぱいもらえます。ぜひ、継続していろんな曲のコード進行を分析してみましょう!




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ABOUTこの記事をかいた人

2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ”Dear Bride”、”Esperanza”、”beloved”他多数作曲(共作)、AKB48″M.T.に捧ぐ”作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX”ダイジョーブ”作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。LIVEARTIST代表。

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