Hiroshi Yoshida
2017-04-26
僕も音楽活動を本格的に始めたのが遅い方なので、最初は同世代との実力差に愕然としたこともありました。でも人には人それぞれの成功があって、人それぞれの幸せの形がある、ということを考えたら、年齢なんて本当にどうでもよくて、輝いている人のパフォーマンスなら見たい!と思うのが人間ですよね。
僕も音楽活動を本格的に始めたのが遅い方なので、最初は同世代との実力差に愕然としたこともありました。でも人には人それぞれの成功があって、人それぞれの幸せの形がある、ということを考えたら、年齢なんて本当にどうでもよくて、輝いている人のパフォーマンスなら見たい!と思うのが人間ですよね。
働きながら、やりたいことをやり、どちらの道も同じように全力で楽しむ。そんな生き方の模範とも言えるようなケースだと思います。
Fuji Rockに憧れ続けて出れないバンドは腐るほどいると思いますが、77歳から始めてオファーが来るっていう事実をどう捉えるか?? いやいや、こんなのは変わり種的に面白がられてるだけでしょ?とか、思う人もいるでしょう。でも、 なんでもいいから面白がられることこそが一歩抜きに出るために大事なことですよね。
その他大勢から一歩抜け出せない人たちは、何か既存の価値観に沿ってしか表現できていない、チャレンジできていないから、面白みもないし、注目もされない。彼女はこんな成功を狙ってやってきたと思いませんが、ただ自分の直感の赴くままに行動したことの中に芸術の本質を含んでると思います。
やりたいことがあるけどなかなか行動に起こせない、そんな人は多いですが、アーティストを目指す人たちが行動を躊躇する理由として、恥ずかしい、という感覚のせいで行動を起こせないパターンは多いです。
歌手になりたいなんて、いい年こいて子供じみてる。そんな風に思われているんじゃないか?とかいうことを気にして、いつまでも一歩を踏み出せない。
自分なんてまだまだ人前で歌えるレベルじゃない、とよく言いますが、どんなレベルになったら人前に立てると思うのでしょうか?プロみたいに歌えるようになるまで、ステージに立たないで練習し続けるつもりでしょうか?
ステージに立つこと、人前に出ることこそ、一番経験を詰める練習。そこでしか生まれないエネルギーもあるし、お客さんのリアルな反応を感じることもできる。
そこでお客さんの反応を目の当たりにして辞めていく人もいるでしょう。それはそれでいいと思います。早いうちに自分のポテンシャルを見限る、そして違うことにチャレンジするきっかけになる、それも人生の選択。
それでもやっぱり歌うことが特別なことなら、どうしても止められずにずっと続けていくことになるでしょう。だいたい、たった数回、数十回の失敗でやめてしまうような程度の思いなら、どっちにしても続かない。
早めに見定めるべきなのは、自分のポテンシャルじゃなくて、自分にとってそんなに歌うことが特別じゃなかったんだ、という事実であり、思い入れの低さなんだと思います。
そんなことを判断していく意味でも、 失敗する機会がない方がよっぽど不幸だと思います。
たった一度の人生、やりたいことをやって生きていきたいと誰もが願うけれども、その思いの強さで実現できるのかできないのかが変わるだけ。
この記事の女性のように、働きながら自分のやりたいことをやることだって十分にできる。時間がない、体力がない、お金がないなんて全部言い訳。
勇気をもって一歩踏み出してみれば、そこにそんな言い訳を全部吹き飛ばすような楽しい世界があって、夢中になってもっとやりたい!と思えるかもしれない。
そんな体験をするためにも、いくつになっても興味をもったら新しいことにチャレンジしてみるという心が大切ですよね。