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最初は抵抗あっても・・歌手におすすめの3つのトレーニング。

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Hiroshi Yoshida

2017-01-04

やったほうがいいとか聞くけどイマイチ踏み出せない、意味がわからない、なんだか怖い、めんどくさいトレーニングっていくつかこのブログでも紹介してますが、本気で取り組めば確実に他と差をつけられるトレーニングを3つ紹介。

①体幹、腹圧、丹田をつくる系のトレーニング。

はい、賛否両論あるけど昔からいろいろ言われる系のトレーニングですw

これは僕もいろいろ実践してみたりしたのですが、僕なりの解釈では、腹圧を高める系のトレーニングはやっぱり声の出し方に影響を与える気がしています。

とはいえ、いわゆる筋トレみたいなことが効くかどうかは・・無駄ではないと思いますが、これがこう効く!!とは言えないのが本当のところ。

この辺は特に科学的に解明されているような話は聞かないので、それぞれの歌手の感じ方の問題でしかないのかもしれません。

しかし昔から、お腹から声をだせ!とか、丹田から出せとか、偉大な歌手は背中で歌う、とか、演歌は腰で歌うとか、体幹に関わることが言われるということは、体幹、腹圧の使い方が、歌に何らかの良い役割を果たしている、ということは想像に難くありません。

考え方によっては、呼吸の意識は必要ないとか、声帯周りの筋肉以外の体の使い方は意味をなさないとか、いろんな考え方があると思いますが、

僕は自分の経験から言っても、横隔膜を使う意識だったり、体幹系トレーニングをして下腹部で呼吸をする意識だったり、背中、腰あたりに空気を入れるような意識だったり、そんな感覚が歌う上で何らかのヒントになったことは間違いありません。

だから、理屈抜きに、みなさんも体を意識して呼吸の仕方を見直してみる、お腹、背中周りから声を出す、支えるポイントを意識してみるというのをいろいろ探ってみることがヒントになると思います。

このブログで過去記事にも呼吸、体幹周りのことはいろいろ書いているのでぜひ参考に。

②瞑想、イメージトレーニング、夢を紙に書くなど。

人間はイメージすることによって自分を少しづつ作り変えていくことができます。しかし、夢はいつもの生活パターンに戻ると忘れてしまうもの。だから 紙に書いて貼っておくとか、そんなことは案外重要なんです。

練習する時も、本番の臨場感を想像しながら練習してみる。自分が東京ドームで歌っているイメージをしながら練習してみる。そんなちょっと馬鹿馬鹿しいと思われるトレーニングが、本当に自分の頭の中の思考回路を変えて、本当にそこに近づいていく思考に変わっていきます。

瞑想も、頭の中をすっきりさせる、感覚を研ぎ澄ます、自分の内面にどんな気持ちがあるか、客観的に眺めてみる、というようなメンタル面だけでなく、体の休息、バランスを取り戻す効果もあります。

瞑想は、何より呼吸が大切ですよね。腹圧を意識して息を吐き切る。深くゆっくりした呼吸は、体の機能を落ち着かせ、心も落ち着かせていきます。上の丹田を作る、というようなトレーニングと瞑想の週間があれば、ちょっとしたことで物怖じしないメンタルができていくんです。

丹田を作るというのは、トレーニングしてインナーマッスルを鍛えるというイメージかもしれませんが、実は毛細血管を増やして血が上がらないようにする(ステージで緊張することを”あがる”といますよね。)、つまり、ずっとメンタル面でも肝のすわった状態でいられる、というトレーニングでもあるんですよ。

③ガム、シャウト、吸気の発声。

これはこのブログでも何度か出している話ですが、武田梵声先生のフースラーメソッド本でも紹介されている内容。僕は先生の大ファンでw 何度かレッスンに通わせてもらったのですが、これは本当に効果があると思います。

仮声帯が、ミックスボイスを使う上でも何らかの役割を果たしているかもしれない、という研究を先日コメントでもいただきましたが、

デス声、シャウトなども大切な練習?仮声帯の可能性。

そのような可能性は十分にあると思います。自分なりに咳をする時の”ゴホっ”から初めて、その”ゴーー”をなるべく伸ばしてみたりして、痛くならないポイントを探してみたりしてください。

僕も初期はすぐ痛くなったのでその日はすぐやめるという感じで時間をかけてできるようにしていきました。音域が高いところでもできるようにしていきます。

さらに、吸気の発声、つまり息を吸いながら声を出してみると超高音が出たりして、違う声帯の使い方のヒントが見つかると思います。

というわけで、新しい歌の可能性が広がるレッスンを3つあげてみましたが、具体的なトレーニング方法などはぜひ レッスンで。