セルフプロデュースの限界

ネット界隈ではセルフプロデュースプラスネットの力でどうにかなるだろう!という風潮がありましたが、いろいろなことを試みている人たちを見てきて、最近はどちらかというとやっぱりそれって難しいのかな??と思い始めました。

人間はやっぱり自分を客観視できない。

僕は人にトレーニングとして、様々な客観的アドバイスをすることを生業としているわけですが、だからといって自分のことはあまり客観的に見れないんです。人間だれしもそんなものですよね。

そして、人間はすぐ忘れます。夢とか、目標とか、今日、先にやるべきこととかをちょっとした誘惑や、ちょっとした新しい情報が入ってきただけで簡単に忘れてしまいます。

そんな時に、あ、俺忘れてる!とすぐ気づけるならいいのですが、気づけないまま、または気づかぬふりをしたまま目標を葬り去ってしまっているパターン。大小とわず、みんな何かしら経験があるんではないでしょうか。

そんな時に、客観的に見ている人がいれば、君これもう忘れてるよ、と指摘することができる。そして本来進むべき道を思い出せる。

生活習慣、行動のくせ、思考のくせなどはもっと根が深い。どれだけ指摘されても、いやこれが僕らしさだし!とはねのけることもできるし、それを周りが否定しようもない。そうすると勝手にしろよとなって、ますます改善するチャンスを逃す。

僕の人生を振り返るとまさに、こんなことの繰り返しでしたw 誰の言うことも聞かず、自分の信じた道をいくんだ!いける、俺はいけるぞ!!ってな具合。

ある意味では、そのモチベーションがあったからこそ自分を追い込んで努力できたところもあると思います。

でも、やっぱり一人で行けるところってたかが知れてるんですよね。

テクノロジーが解決する問題もあると思ってたけど・・

一人でできないのって、単純にマンパワーが足りないからでしょ?じゃあAIとかロボットとかに手足のように働いてもらえば、十人分の仕事ができるんじゃないの??

とか思う気持ちもあるんですが、作業を代わりにやらせるだけで成り立つ仕事ならできるかもしれませんが、結局人がどう思うか?ということがあらゆる職業の肝になるところなので、チームの意見というのがすぐにフィードバックされるところとそうでないところでは効率が違う。

例えば作家と編集者の関係は、単純作業を分け合っているわけではなくて完全にクリエイティブな作業の分業とも言えるわけで。アーティストとプロデューサー、スポーツ選手とトレーナーという役割があるように、シンガーにも何かトレーナーなのかプロデューサーなのかがついていないと新たなことを発見しにくかったりすると思います。

歌の件ひとつとってもそうなのに、衣装やら、ライブの企画やら、音源の企画やら、あらゆることがアーティストには必要。それ全部自分でプロデュースするってそもそも無理があるのかもしれません。頑張ればできるかもしれないけど、そこ頑張る必要ある???っていうパターンも多いです。

やっぱりアーティストはパフォーマンスと作品に集中すべきだと思います。なぜならそれはアーティストにしかできないことだから。そして、アーティストはある意味もっとも嫌う存在かもしれませんが、やっぱり世に知られようと思ったら客観的意見をいうスペシャリスト、プロデューサー、ディレクターのような人がいた方がいい結果になっている気がします。

というわけで、今更ですが僕も最近は人の意見を素直に聞くということを心がけていますよw どんな人のどんな意見でも、自分にはない視点をもたらしてくれるので、正直受け入れがたい気持ちもありますがw グッとこらえて、冷静にその意見を見つめてみると新しい世界が開けたりするのではないでしょうか。

僕のレッスンでも出し惜しみなしの率直な感想をお伝えしてますので、興味がある方はぜひ。

この記事を書いた人

吉田 博
吉田 博
2004年、早稲田大学政治経済学部卒業後に歌を志す。メーカー営業マンとして働く傍ら2010年久保田利伸全国ツアーのコーラスメンバーに選出され脱サラ。楽曲提供、全国全都道府県ギター弾き語りツアーなど敢行。西野カナ"Dear Bride"、"Esperanza"、"beloved"他多数作曲(共作)、AKB48"M.T.に捧ぐ"作編曲、乃木坂46”光合成希望”作曲、XOX"ダイジョーブ"作詞作曲編曲など楽曲プロデュース。久保田利伸、嵐、堂本光一ツアーなどにコーラス参加。LIVEARTIST代表。

レッスンの詳細はこちら